2017年06月02日

ものまねジャンナッツ

数か月前から、多国籍食材店の「カルディ」で見かけていた不思議な紅茶があります。
ジャンナッツに関しては、”紅茶メーカーに対して思うこと”で軽く触れましたが、以前にも増して、不審な点が増えました。

スリランカ人ブレンダーによって手掛けられているジャンナッツのメイドインスリランカ紅茶は、美味しく飲めるものが多くあります。私はジャンナッツのピーチ&ペアとストロベリーティーが好きです。




なぜ、日々の忙しい生活の時間を割いて、わざわざブログを書こうと思ったわけは、ジャンナッツがダマンフレールの製品を98%そのままマネしていることに遺憾な思いをしているからです。紅茶やお茶を愛する一人として。

厳しい紅茶業界で日々商いをされている方々と同じ舞台で商売をしているオーバーシ◯ズ(カ◯ディの輸入元で姉妹会社)を見逃せなかったため、閲覧者数の多いこのブログで発信し、エゴサをしているジャンナッツSNS管理担当者の目にでも留まってほしい、そして、ジャンナッツの商売戦略にハマってしまっている消費者の方に気づいてもらえたらという気持ちがきっかけです。

ダマンフレールとはフランス・パリのヴォージュ広場に本店を置く1692年創業の老舗紅茶ブランドです。マリアージュフレールよりも昔からあったのはご存知の方も多いはず。ダマンフレールでは天然香料を用いてフレーバードティーを製造していますが、ドギつい香り着けをせず、上品で洗練された着香茶を多く取り扱っています。輸入販売していた日食が倒産して、日本では限られたものしか手に入りづい状況です。個人輸入がおすすめですよ!

そのダマンフレールの有名なフレーバードティー”ポムダムール(Pomme d'Amour)”。キャラメリゼしたリンゴの香りを着けた紅茶です。キャラメリゼとはキャラメルの香りではなく、ざっくりと言うと砂糖を焦がすこと全般です。つまり焼きリンゴのような香りとも解釈できてしまいます。ピンクの丸い紅茶缶が有名です。
商品詳細(英語)→ http://www.dammann.fr/en/the-noir-parfume-pomme-d-amour.html

他方、ジャンナッツの同名”ポムダムール”は紅茶に「フレンチ焼きリンゴの香り」を着けたフレーバードティーとのことです。
商品詳細(日本語)→ http://kaldi-online.com/item/4796015723145.html

私はまだ生きている年数がそう長くないので、30年、40年前のことはわかりませんが、ダマンフレールのポムダムールは覚えている限り、短くとも15年前から存在しています。一方、ジャンナッツのポムダムールは販売を開始してから約2年(2017年6月現在)しか経っていません。SNSでは、2016年と2017年の春先に二度"新商品"と宣伝しています。品名から香りまでダマンフレールから製造販売権利を譲渡されているのでしょうか?ダマンフレールの開発担当者は日本のそこそこ大きな紅茶メーカーがまるぱくりしていることに気づいているのでしょうか?

これはジャンナッツがダマンフレールの「ポムダムール」をまるパクリしたとしか思えません。紅茶の業界で切磋琢磨しながら必死に商品開発をしている他社の人たちに非常に失礼なことです。フランスの架空ブランドを買い取って「French Tea」ブランディングを固めてから、はじめたジャンナッツ。ここのHPは日本語ベースで作られてから英語版を作ったり(なぜフランスブランドなのにフランス語HPがないの?)、私が以前このブログで「ジャンナッツジャパン」について指摘してから”輸入販売元”を”オーバー◯ーズ”に印字しなおしたり、イベントで紅茶の知識がほぼ皆無な金髪白人を置いたり、やっていることに不信感満載です。

ただし、カルディ本社から「お客さんに紅茶に関して聞かれたら、ジャンナッツを売るように」と指導されている店頭で日々頑張っているバイトさんたちは何も悪くないので、お店ではこのことは触れないでくださいね。

もしカルディの関係社員が読んでもなんの改善がないようでしたら、ダマンフレールの方に連絡した方が、良さそうですね。本物を守るために。

また過激なブログを書きましたが、私は紅茶を日常的な飲み物として誰でも美味しく飲めるものだと思っています。一部、高額な紅茶はありますが、紅茶は決して貴族的な飲み物ではありません。リーフでもティーバッグでも美味しいものは美味しいし、水道水でもミネラルウォーターでも美味しく淹れられるものです。ミルクティーもOK、アイスティーもOK、農園ものでもフレーバードティーでもOK。どれが美味しいかは人それぞれ。ただ、ずるいことをしている会社といっても人間の集まりを見過ごすことができない性格なだけです。怒りのエネルギーはすごい。一気に書き上げました。
posted by みみはな at 18:42| Comment(5) | TrackBack(0) | 紅茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。
記事から並々ならぬ紅茶への愛を感じ、同じ紅茶好きとして興味深く読ませていただきました。

ブランドに対するみみはなさんの思いは肯定も否定もいたしませんが、私は「ものまね」が悪いことだとは思えないんですよね。

同じ業界にいるならば、優れた先達から影響を受けるのは当然だと思います。むしろ影響されて本物を超えるような商品ができたなら、切磋琢磨しているといえるのでは?

ダマンとジャンナッツのポムダムールを飲み比べていないので大口をたたくことのは抵抗がありますが、本物は守ってあげるものではなく、偽物を自力で叩き潰すだけの力があってこそ本物だと思います。もしもぽっと出の新参者にまねされて負けるなら、ダマンは胡坐をかいていたということではないでしょうか。

ジャンナッツを擁護している感じになっていますが、もちろんジャンナッツが「ダマンのポムダムールを仕入れて自分のブランドの名で売っている」や「自分たちが元祖と謳う」等の汚い真似をしているなら全力で叩きますよ。

みみはなさんの刺激的な記事に感化されて長文を垂れ流してしまい失礼いたしました。
Posted by けy at 2017年06月07日 09:22
初めまして。
記事から並々ならぬ紅茶への愛を感じ、同じ紅茶好きとして興味深く読ませていただきました。

ブランドに対するみみはなさんの思いは肯定も否定もいたしませんが、私は「ものまね」が悪いことだとは思えないんですよね。

同じ業界にいるならば、優れた先達から影響を受けるのは当然だと思います。むしろ影響されて本物を超えるような商品ができたなら、切磋琢磨しているといえるのでは?

ダマンとジャンナッツのポムダムールを飲み比べていないので大口をたたくことのは抵抗がありますが、本物は守ってあげるものではなく、偽物を自力で叩き潰すだけの力があってこそ本物だと思います。もしもぽっと出の新参者にまねされて負けるなら、ダマンは胡坐をかいていたということではないでしょうか。

ジャンナッツを擁護している感じになっていますが、もちろんジャンナッツが「ダマンのポムダムールを仕入れて自分のブランドの名で売っている」や「自分たちが元祖と謳う」等の汚い真似をしているなら全力で叩きますよ。

みみはなさんの刺激的な記事に感化されて長文を垂れ流してしまい失礼いたしました。
Posted by colarful at 2017年06月07日 09:23
けy様、 colarful 様

コメントありがとうございます。

紅茶業界に限らず、ほとんどの分野で、既存の魅力的な商品や製品に感化されて、ものを作り出しているところが多いですよね。

今後、ジャンナッツのポムダムールが本物を超えるような紅茶になれば嬉しいです。

>>本物は守ってあげるものではなく、偽物を自力で叩き潰すだけの力があってこそ本物だと思います

このような考え方もあって良いと思います。勉強になりました。
Posted by みみはな at 2017年06月08日 15:59
初めまして。
私もジャンナッツには「??」と思うことがあったので、こういう記事を書いてくださったことに感謝します。

数年前、身内に「ジャンナッツの紅茶買ってきて」と頼まれて、聞いたこともないメーカーだったので店舗を探すべく検索したら、日本語しかない。仏語で検索してもヒットゼロ。「??」と重いながら問い合わせのメールを送ってみました。すると、「フランスの店舗は現在建設中です。フランスは色々厳しいので時間がかかってます」という内容でした。いや、そういう問題じゃなくて。。フランスの紅茶メーカーならフランスに現在店舗を作っていることがおかしいでしょ?と、もうそれ以上追及する気も起きませんでした。
既存の店舗を改装、じゃなくて、1店舗目を建設中なのがもうミステリーですよね。今から100年以上前に創設されたはずなのに??

フランス人の家族がいる身としては、本当恥ずかしいです。エセフランス紅茶会社を、自分の母国で立ち上げられたなんて。。

でも、ブランド好きの日本人の心理をよくわかっていますね。フランスとかイギリス紅茶と名乗っていれば、すぐ飛びつくとよくご存知。

ただ、フランスとは何の関係も無い紅茶をフランス紅茶と名乗るのは、フランス人に対して失礼です。フランス人が知ったら怒ると思うのですが、パリの代表者はお金儲けにのっかったフランス人なのでしょうか。。


真似で思い出したのですが、リプトンで「ロシアンアールグレイ」というのが、かれこれ20年くらいは前から売られているのですが、ここ3年ほど前に、トワイニングもロシアンアールグレイを作り始めました。
トワイニングもコピーする時代になったのでしょうか。。リプトンは黙ってないのかな?と思ったしだいです。

これからも、周囲の日本人にだけは、ジャンナッツはフランス紅茶じゃないと通達していきます。

ありがとうございました!
Posted by フランス在住 at 2017年07月04日 07:31
フランス在住 様

コメントありがとうございます。
ジャンナッツのパリの店舗は住宅街にありますが、電話番号がIP電話ということで、色々と察せますよね。

ジャンナッツの公式HPにパリの店舗住所と電話番号を掲載しているだけで、代表自体、日本人による日本の会社によるものです。 カルディの経営会社であるキャメル○琲が、フランスの休眠ブランド『ジャンナッツ』を買い取って、スリランカに製造拠点を設け、スリランカきら日本に輸入しているだけなのです。

foodexなどのイベントではジャンナッツが参戦してますが、アクセサリーにされている白人の方は紅茶の知識がほぼありません。ちょっと掘り下げようとしたら、日本人のキャメル珈琲社員に止められたので、『フランス』は明らかにブランディングの一つでしょうね。

『フランス』、『ねこ』ともに日本人の大好物です。
ルピシアさんのように、フランスの紅茶ブランド数社から感化されて、似たような商品を作るのはよくあることですが、ダマンフレールさんの看板商品『ポムダムール』の商品名から、香料までまるパクリに呆れた様です。

私の周囲にいる紅茶の仕事をされている方々や紅茶好きの方たちは皆、ジャンナッツのそれらの点を見抜いて避けています。
Posted by みみはな at 2017年07月05日 19:09
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