2017年03月12日

日本茶をフランス人の友人へ発送

ご無沙汰しております。このブログを通して、いろいろなお茶好きの方や紅茶会社の方々と知り合えたこと、ブックマークをしてまでして読んでもらえてることに嬉しく思っています。忙しさにかこつけて更新を怠っていました。

今回は、日本茶好きのフランスの友人へ国際小包を発送の流れを少々メモ書きしようと思います。これからフランスへ国際郵便を出す方に少しでも役にたてば幸いです。内容はお茶のことより、国際郵便事情の方が多くなりそうです。






フランス人の友人は何人かいますが、この友人はドイツに隣接するフランスのアルザス地方に在住で、デザインのイベントで知り合いました。欧米では日本茶の中でも特に抹茶が大人気なのは皆さんもご存じのことかと思います。フランスからでも、玉露や静岡県産、京都府産などのメジャーな産地の煎茶は手に入るので、比較的知名度の低い日本茶を今回は選びました。

私も好きな宮崎の釜炒り茶や微発酵茶など面白いお茶、茨城の猿島茶、黄金色のお茶、さまざまな和紅茶に彼女が好きな日本のものを送ることに。

郵送するものに対してなるべく隙間の少ない段ボールを選びます。今回は陶器を同梱したので、これには二重に緩衝材を巻き、小箱に入れてさらに緩衝材で梱包しました。輸送途中に荷物が破損する多くのケースは、段ボール内の隙間で割れ物が動くことが原因となります。なので、できるだけ段ボールいっぱいに送りたいものを詰め込むか、隙間ができた場合、緩衝材を十分に入れることを推奨します。

送り状の内容の詳細を書く際には、「used」「non alcohol」など記載した方が無難に通関で引っかからずに届きます。送り状には商品金額を記載する欄があり、高額で記載して運が悪ければ、最悪中身を抜き取られる可能性もあるため、人気がありそうな商品には中古品を意味する「used」を記載する手があります。また、アルコール類は関税の対象になるので、たとえ調味料を送るときでも「no alcohol」は必須です。もし商品金額が10万円などと高額に記載してしまったら受取人は関税の支払義務が生じてしまいます。なので、低めの価格を記載することをお勧めします。

輸送国フランスの郵便事情は同じ先進国とは思えないほど劣悪ではありますが、ここ2年くらいでだいぶ改善されてきたとは感じます。5,6年前までは一般的に段ボールを上下ガムテープで封じても、箱が丸くなるほど変形することが多かったのに、最近では、ましな状態で届くことが多いようです。とはいえ、箱の上下をしっかり封じた後はさらに透明のテープで箱中をコーティング?すると強力になります。

国際郵便を発送する際には、「EMS」、「航空便」、「sal便」、「船便」から選択することになります。注意喚起してくれる郵便局もありますが、「EMS」で発送する際には、届け先の正しい電話番号とドアコード(digicode)の記載がされていなければ、日本に返送されてしまいます。EMSは航空便より早く届いて少し安いので、いまだに勧める局員もいますが、この2つを記載していなければ、日本に返送されるケースは多いのです。EMSはDHLに対抗するサービスですからね。なぜかというと、EMSがフランス国内に到着後にはフランスの郵政「La Poste」の子会社「Chronoposte」が委託して配達するためです。日本のオートロックのように番号を入力して門が開くタイプのフランスの集合住宅は、門の向こう側に郵便受けがあるため、ドアコードの知らないクロノポストは不在票すら投入できません。そのため、ドアコードを知らないだけで、不在票すら入れられずに荷物を持ち帰ってしまい、2週間が経過してしまって日本に返送されるのです。ドアコードがない集合住宅でもEMSの場合は正しい電話番号を記載することをおすすめします。

船便は2,3か月要するのですぐに必要のないものを送る際には使えます。その代り、箱がボロボロになる場合が多いと感じています。EMS以外の手段として、輸送費が安めで2,3週間で届く「sal便」があります。エコノミー便とも呼ばれ、国内の輸送は船、国際輸送は航空便です。東京ならコンテナに積まれるまで、2,3日、コンテナに積み込んでから飛行機が離陸するまでは、そのコンテナが荷物で埋まってからになるので、具体的な数字を出せませんが、1週間前後でフランスへ運んでくれます。国内輸送が船便といってもフランス国内は陸路なので、フランスに到着してから、アルザスまでは2日と今回は合計約2週間で郵送が完了しました。SAL便の配達はクロノポストではなく、親会社のラポストが担ってくれるので荷物の扱いがましに感じます。ドアコードはSAL便でも記載が必要ですが、電話番号は間違っていても届きました。

一昔前までのフランスなら、配達日に受取人が不在な場合、不在票すら入れずに、オンライン追跡では「配達済み」と表記されていたり、エレベーターのないアパルトマン5階の受取人の重い荷物は配達が億劫なのか届けにすら行かずに不在票だけ入れたり、配達時に受け取れずラポストに連絡をすると「ここまで取りに来てください」と言われることがざらだったのに、ここ2年くらいは不在だった翌営業日に自動的に再配達してくれるようになったように感じます。アルザスの小さい町だったから幸いだったのか。

届いた荷物は無事破損せずに、開けられた様子もなく届きました。
集合住宅の部屋番号があるのに、住所には記載しないフランスが不思議。ドイツもそうでしたね。

無事に届いた日本茶を味わった友人は、味や香りのバリエーションに驚いていました。日本でもおいしい紅茶を作っていることや、香り豊かな日本茶があること、茶葉の形や色も面白いとのことです。私が好きな黄金色のお茶は彼女も絶賛していました。

またお茶イベントで面白いお茶農家さんやお茶と出会えますように。
posted by みみはな at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際郵便 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする