2016年06月09日

台湾のウーロン茶の飲み比べ(焙煎強め)

台湾茶といっても、発酵度の低い、花のような繊細な香りを放つ緑色の「文山包種茶」から、ウンカという虫が作り出す独特の香りの「東方美人」、完全発酵させた「梨山紅茶」や「蜜香紅茶」、「日月潭紅茶」まで実に幅広い香りや味を楽しめるのが台湾茶。香料を着けなくても特徴的な香り豊かなのが台湾茶なのです。

台湾・台北市の”春點‧Spring Point"さんから提供いただいた台湾烏龍茶のテイスティングです。熱湯、蒸らし時間40秒〜1分。4煎まで楽しめました。


○愛麗絲美人茶
発酵度高めのウーロン茶。
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ツンとした香りで、後から華やかに広がる香りはまるで東方美人のよう。さわやかな香りと、ほどよい焙煎香のバランスが絶妙。
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○蜜香烏龍茶
SPMitsukou.jpgSpring Pointさんの蜜香烏龍茶は焙煎が強め。まろやかでミルキーな味わいを楽しめる。水色はSpring Pointさんの販売する個性的な商品の中では比較的薄め。癖がないので誰もが楽しめる烏龍茶。
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○肉桂烏龍茶
SPCinnamon.jpg肉桂種というチャノキから製茶された烏龍茶。まるでシナモンを思わせるスパイシーな香りが特徴的。ほんのりメントールのような香りもある。こちらも焙煎が強めの個性の強い烏龍茶。
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○阿里山高山茶
SPAhlishan.jpg高山茶の中でも好きな人が多い阿里山。焙煎が強すぎて、本来の阿里山茶とは香りも味も異なり、ほのかにハチミツのような甘味がある。市場に多く出回っている茶色い烏龍茶が好みな方向け。
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posted by みみはな at 18:30| 台湾茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月07日

ネパール・ジュンチャバリ茶園2015年冬摘み茶/Autumn Winter Tea from Jun Chiyabari Tea Garden in Nepal

2015年冬摘みネパール・ジュンチャバリ茶園のお茶の飲み比べをしました。

Tasting of Autumn Winter tea from Jun Chiyabari Tea Garden in Nepal

茶園のローチャン氏曰く、ジュンチャバリ茶園はインド・ダージリンエリアの地理的条件とやや似通っているが、通常のダージリン(春摘み、夏摘み、秋摘み)との区別化を図りたく、"冬摘み茶"という秋から冬にかけて摘んだお茶を製茶し(Autumn Winter Tea)、年に4回茶摘みをするスタイルを生み出した。ジュンチャバリ茶園はダージリンから約75kmのエリアに位置し、気候はダージリンよりも雨が少ないのでやや異なる。

Mr. Lochan Gyawali,The owner of Jun Chiyabari tea garden, said his garden is about 75 km away from Darjeeling area, India, and the climate is a bit different with less rain. As the two owner brothers would have liked to distinguish between "Jun Chiyabari Tea" and lots of gardens in Darjeeling, they created "Autumn Winter Tea" by plucking tea leaves in each 4 seasons.

○ヒマラヤン・エバーグリーン (HEG)手揉捻緑茶
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台湾の蜜香緑茶の製法で作られた緑茶。水色が春摘みHEGより濃い。低めの温度で3分抽出では渋みは出ない。抽出時間を長めに設定すると、ほどよく出る渋みが心地良い。また、春摘みのお茶のようなまろやかさがある。秋から冬にかけて摘んだお茶といううこともあり、ややコクもある。

○Himalayan Evergreen(HEG)Hand Rolled Green Tea plucked in Autumn Winter.
this green tea was made in the one of ways in Taiwanese tea making. the water color is bit darker than HEG in spring. it doesn't have astringency when I steep within 3 minutes with lower temperature. When I did it longer, it came a comfortable astringency a little. tasting mild like the tea plucked in spring.

○ヒマラヤン・ブーケ(HBO)半発酵茶。
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まるでフラワリーなブーケのような独特な香りが特徴的な半発酵茶。中国のウーロン茶(半発酵茶)とは香りも味も全く異なる。渋みや苦みが無いのは言うまでもなく、おいしい。

○Himalayan Bouquet(HBO)blue tea.
very unique aroma like bouquet. The taste and aroma are quite different from lots of Chinese blue tea. Obviously this does not have bitterness and astringency. Delicious.

○ヒマラヤン・インペリアルブラック(HIB)

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台湾のチャノキから製茶された紅茶。台湾の蜜香紅茶のようだが、冬摘みはジュンチャバリならではのまろやかで優しい風味がある。喉の奥の方からフルーティーな味も感じられる台湾のお茶の木がネパールの土壌で育ったおいしい紅茶。ミルクティーにも向いている。

○Himalayan Imperial Black(HIB)
this black tea is made of Taiwanese tea trees. The mild taste and aroma are similar to the one of Taiwanese black tea. delicious fruity aftertaste. I recommend it for tea with milk.

○ヒマラヤン・ブラック(HB)

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HIBより茶葉が小さい。HIBの香りと味は似ているが、HBの方がミルクティーに合うように感じた。茶葉が比較的小さめだが、決して質は劣らずにおいしい。

The tea leaves are smaller than HIB. It's made of Taiwanese tea trees as well as HIB. Though the taste and aroma are quite similar to HIB, I felt this one is more suitable for tea with milk. Despite the leave size, the quality is never inferior to HIB.

○ハンドロールド・ヒマラヤン・ティップス(HRHT)J193。手揉捻紅茶
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ジュンチャバリの代表的なお茶。まろやかさと爽やかさを併せ持つ瓜二つとない特別なおいしさ。渋みなどはもちろんなし。柔らかくて香り高い、誰が飲んでもおいしいと感じさせられたロットの紅茶。

Hand Rolled Himalayan Tips(HRHT) is well expressed the notable features of Jun Chiyabari Tea Garden. Having both special mellowness and freshness together. Needless to say, everyone can deliciously have a cup of this " production lot J193" tea of HRHT.

この手揉捻紅茶(HRHT)ロット:J193は、ジュンチャバリ茶園にとって、とても貴重な紅茶。このロットの約10kgはオーナー家族が消費するために、自宅用にキープされているとのこと。オーナーであるローチャン氏とバーチャン氏が高校時代を過ごしたダージリンに、かつて存在した素敵で洗練されたホテルを思い出すそうです。J193のロットの紅茶がそのホテルを彷彿させるので、この紅茶はオーナー兄弟の思い出がたくさん詰まった極上品なのだと思います。

ネパール・ジュンチャバリ茶園のおいしい紅茶とお茶、ぜひ一度おすすめします。

This production lot "J193"of HRHT is tremendously special one for Jun Chiyabari Tea Garden. The owners keep 10kg in order to have cups of tea at their home. It reminds them of the memories of their high school period in Darjeeling, especially very gentle and refined hotel which no longer exists, where they first drank genuine Darjeeling tea.

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posted by みみはな at 19:03| Comment(0) | ジュンチャバリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月14日

ネパール・ジュンチャバリ茶園2016年春摘み茶

2016年春摘み(ファーストフラッシュ)ネパール・ジュンチャバリ茶園のお茶の飲み比べをしました。


茶園のローチャン氏曰く、これらのお茶を作る前に製茶工程で使用する乾燥機を交換したため、安定感のあるお茶を作ることを実現できたとのこと。


○ヒマラヤンスプリング (HSP)
春摘み手揉捻紅茶。まろやかですっきりとした優しい飲み口の紅茶。2015年のHSPより雑味が、少ない。春摘みらしいグリニッシュな香り。渋みがなく飲みやすい。
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○ヒマラヤンオレンジ(HOR)
わずかな渋みが心地よい。HSPと比較するとしっかりとした味わい。機械揉捻のため茶葉が比較的小さめ。
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○ヒマラヤンティップス(HT)
春の新芽だけでハンドローリングで作られた紅茶。やや甘い香りと繊細な後味は飽きさせない美味しさ。
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○ヒマラヤンホワイト(HW)
水色が淡くてとても繊細な香り。草のような爽やかさと白茶ならではの甘みが上品
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posted by みみはな at 08:24| Comment(4) | ジュンチャバリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月17日

紅茶好きさんに50の質問

「紅茶好きさんに50の質問」というのをやってみました。

NO. 質問
1 HNをどうぞ。:みみはな
2 好きなリーフは?:ダージリンのクローナルの香りが強いもの、ニルギリ、キャンディ、ヌワラエリヤ、ルフナ、ディンブラ、ネパールのジュンチャバリ、鳳凰単叢、文山包種 など
3 好きなブレンドは?:ダージリンとキーマン、セイロンのブレンド、冷めてもおいしいブレンド
4 どんな紅茶(ストレート・ミルク・その他)が好き? :ストレート
5 逆に、どんな紅茶(茶葉や種類)が苦手?:渋みが強い紅茶、煙たい中国紅茶、アフリカ、東南アジア
6 その理由をどうぞ。:質問5に対してそれぞれ、渋み、煙たさ、苦味、強い味で弱い香り
7 お気に入りの紅茶メーカーは?:日本、フランス、デンマーク、イギリス、スリランカなどのメーカーたくさんあります
8 あなたの「紅茶と一緒に食べるお菓子」といえば?:ショートブレッド、マドレーヌ、フィナンシェ、カリソンなど
9 甘味料は入れるほうですか?:いいえ
10 9で「はい」と答えた方は何を入れるのが好き? :―
11紅茶を飲むためのマイカップにはこだわっていますか?:はい、白くて薄いもの
12好きなティーカップのブランドはありますか?:レイノーなど
13どんなときに飲むのが好き?:仕事中、いつでも
14 会社または学校などでも常に飲んでいますか?:はい
15 紅茶好きのお友達(紅茶仲間)はいる?:はい
16 ここなら美味しい紅茶を入れてもらえる!というお気に入りのお店がありますか?:はい
17 自分で紅茶を淹れますか?:はい
18 自分で入れるのと他の人に入れてもらうのではどちらが美味しく感じますか?:そのときによります
19 『紅茶の淹れ方』等の本を読み漁って勉強する若くて熱い日々を経験した?:いいえ
20 自分の紅茶を淹れる腕前を披露することはありますか?:稀にあります
21 紅茶を淹れる腕前ならプロ級!という自信を持っている?:向上心を持ち続けたいです
22 ていうか、実はお店を開いている?:いいえ
23 もっと紅茶の美味しいお店が増えて欲しいなと思っている?:はい
24 いつかイギリスで本場のティータイムを過ごしたいですか?:過ごしていましたが、今は過ごしたいとは思わない(イギリスではアッサムやアフリカ大陸等からの味の強いブレンドティーやミルクティーを常飲するが、それらが好みではないため)
25 すでに何度も足を運んでいますか?:イギリス?最近はない
26 さらに本場の茶園の摘みたて淹れたてを味わいたい?:もちろん味わいたい
27 茶園での紅茶ももはや経験済み?:トルコのリゼは経験済み。ネパールのジュンチャバリと、台湾茶を摘みに行ってみたい
28 実は中国茶にも興味がある?or大好き?:はい。
29 28で「はい」と答えた方はお好きな茶葉の種類をどうぞ。:鳳凰単叢などの大陸系烏龍茶と台湾の文山包種
30 日本茶にも興味がある?or大好き?:ものによっては
31 30で「はい」と答えた方はお好きな茶葉の種類をどうぞ。:その年によります
32 コーヒーは苦手ですか?:苦手です
33 コーヒーも大好きでがばがばいっちゃうほうですか?:−
34 むしろコーヒーのほうが上手に淹れられる?:−
35 紅茶に関する物語(コミックス・小説等)を読んだことがある?:いいえ
36 35で「はい」と答えた方はその中でお気に入りの作品を教えてください。:―
37 最近の世間における紅茶の評価は高い?低い?:高い
38 そう思う理由をどうぞ。:多種な紅茶を扱う小売・カフェが増えているため
39 美味しい紅茶のお店を見つけるコツは直感だと思いますか?:それもあると思います
40 その勝率を教えてください。:きっと7割
41 雑誌やネットで美味しい紅茶のお店を前もってチェックして入ったことはありますか?:はい
42 その勝率を教えてください。:5割 くらい
43 上記の質問の結果、どちらがより信頼をおけると思われますか?自分の嗅覚と味覚
44 上記の質問で、美味しい店を見つけたとき嬉しいのはどちら?:自分の直感で見つけたとき
45 あなたの望む理想のティールームを教えてください。:入店しやすい明るくて親しみやすい雰囲気で、清潔清楚シンプルかつ、色使いに統一感のある内装と茶器。そして時間がゆっくり流れるような空間
46 45の理想により煩悩的要素をプラスしたティールームを教えてください。:煩悩を膨らます空間ではなく、笑顔で友人と過ごせる空間でありたいです
47 そのティールームが存在したら皆に教えますか?:もちろん
48 もし、あなたにそのお店を作るだけの人材とお金があればオーナーになろうと思いますか?:カフェを経営するより茶葉の買付と開発、必要に応じて香料の研究をしたい
49 あなたにとって紅茶とは?:至福
50 お疲れ様でした!最後に一言どうぞ!:紅茶は良いですよ!皆様もより多くの美味しい紅茶とめぐり合えますように!ご覧いただきありがとうございます。

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posted by みみはな at 01:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月16日

紅茶メーカーに対して思うこと

日本での紅茶といえば「ブランド」や「高級品」といった肩書とパッケージデザインと知名度が商品購買において、非常に重要な要素です。
ブランド重視の消費者は少なくないにもかかわらず、パッケージなどにこだわらずに、茶園物のみのノンフレーバーや良質の香料で着香された紅茶を好んで飲む方々も紅茶ファンにはいらっしゃいます。

ダージリン、スリランカ各地、アッサム、ニルギリはブレンドしてもおいしいですが、茶園物の紅茶も個性を楽しむのによく飲みます。例えばダージリンエリアにおいては、キャッスルトンは知名度で、ジュンパナは安定感で有名ですね。
同じダージリンでも摘んだ年や季節(ファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ、オータムナルなど)で香りや味が異なります。
ファーストフラッシュでも茶園によるバラツキは激しいですが、緑茶に似た風味のあるものから、花のようなものまで、またセカンドは一般的に広く知られているマスカテルフレーバーが際立ち、オータムはやや香ばしい中にも繊細さがあったりとさまざまです。

日本での知名度は低いですが、ネパールのジュンチヤバリ茶園は緑茶、半発酵茶、白茶、紅茶など、多岐にわたる商品を製造しており、人生で一度は飲んでおきたい、私一押しの茶園です。地理的にダージリン地方に隣接していおり、完全有機栽培、手揉捻製造なのでダージリンを超えるかもしれないおいしさを一度は実感されてはいかがでしょうか。

では、日本で特に人気のある「マリアージュフレール」と「ルピシア」について触れてみましょう。
日本人が大好きな「フランス」。日本人にとっては上品なイメージが先行していますが、実際は移民が多く、質素な生活をされてる方が多いように感じます。
日本のMFファンの多くは「高級品」「優雅」などというイメージを抱きがちです。実際、本国では日本の価格の約3分の1〜2分の1で販売されています。※サマーティーなど、現地と差額がほぼない商品もあります。

 MFは近年、色鮮やかな缶入りの商品を販売し、紅茶葉ではなくパッケージで顧客を大いに魅了しています。紅茶缶コレクターも多く、主な客層である女性(店員は男性が9割)はカラフルなものに目がないからなのでしょうか。
社長がタイ出身なので、毎年干支の紅茶を出したり、東南アジア系の名前のついた着香茶も販売しています。
本来、紅茶消費量が多いのは、イギリス、アイルランド、インド、スリランカ、トルコ、イラン、UAEなど中近東諸国などで、東南アジアは少ないのです。タイでの紅茶は「チャーイェン」という着色された甘いアイスミルクティーが有名です。マリアージュフレールは日本の紅茶市場をよくマーケティングしています。

MFは日本紅茶市場のマーケティングに注力しているのが至る所で垣間見られます。そして非常に良質なヒマラヤ(ネパール)のお茶を販売しているのも事実。知る人ぞ知る『ゴールドヒマラヤ(100g約1万3000円)』は予約客のみで瞬時に売り切れ、私もお気に入りの紅茶でもあります。

続きまして、「ルピシア(旧レピシエ)」。「ルピシア」とシンガポールの「TWG」はマリアージュフレールに憧れて、立ち上げられたメーカーです。
全体的に「TWG」はとてもマリアージュフレー◯に酷似しています。
パッケージはMFと見間違えの声も耳にします。ブランドロゴからトワイニングと間違えてしまう人が多く、会社を作ってからまだ10年もたっていません。あの缶に記載されている数字「1837」?これは、会社の創業年ではありませんのでご注意ください。
でもここはMFのトップを引き抜いただけあって、ブレンドと着香技術は比較的良質だと感じます。

ルピシアについては有名ですね。「マリアージュ・フレールとルピシアの不思議な関係」で検索してみてください。
ルピシアの最近のフレーバードティーのベース使われる茶葉はベトナムやキーマンが多く、CTCのものはケニアなどのアフリカ産紅茶が多いらしいです。香料!わかる人にはわかります。イチゴガムやマスカットガム系と同じ合成香料です。しかし、茶葉の梱包材の内側の変色が見られるので、柑橘系のフレーバードティーは圧搾式の天然香料も使用されているのでしょう。
店頭で香料の詳細を尋ねたところ、「すべて天然由来成分」との一点張りでした。香料とは“天然香料”と“合成香料”に分類されます。日本では食品添加物の一種と規定されている香料に100%天然物を使用されているのほぼ皆無です。合成香料(化学的に数十〜数百種類の香り成分を合成したもの)は元をたどればすべて天然由来成分から成り立っているので、合成香料を「ルピシアのフレーバードティーは、すべて天然由来成分です」と言い張ると、消費者に「天然」という言葉で「ルピシアのフレーバードティーは天然香料で香り着けされてるんだぁ」と誤解を招く恐れがあります。
もし全てのフレーバードティーに天然香料が着けられているのなら、販売する上で好条件の”天然”という言葉を大々的に売り出すのが普通でしょう。
着香茶の茶葉のみだと、強烈な香りなのに、淹れた途端に香りが激減するものが多いので、ギャップがありますね。しかし、ルピシアのダージリン地方や他地域の茶園ものでは良い茶葉があることも事実です。

最近、パッケージがかわいいことで人気の「クスミティー」もフランスの紅茶ですよね。
どのフレーバーティーもスパイスがごちゃ混ぜだったり、多種なフレーバーで複雑な香りの商品が多いです。
社長のオレビ氏は生粋のフランス人ではなく、”オレビ”という姓がコーランにあることから、中東あたりがオリジンの方だと思われます(あくまで推測)。なので、スパイス系をふんだんに使った商品が多いのではと思います。おいしいクスミティーを楽しみたい方は、ぜひティーバッグより茶葉でお楽しみください。

ここ数年?輸入食品店でのみ見かける「ジャンナッツ」。「Janat」と書いて、フランス人の友人は読めないと言創業者のドレス(Dores)氏のスペルに関しても、「これフランス人なの?」とニースの友達が疑問を感じていました。フランス語が身近な方々にはこの違和感はすぐにわかるはず。このスペルで「Janat Dores」をフランス語で発音しても、せいぜい「ジャナッ・ドレー」です。

フランスの紅茶ということならば、各地から輸入した茶葉や花びらをフランスか近隣国(欧州ではドイツやポーランドが多い)でブレンド&パッキングして日本へ輸出するわけですよね?フランスは日本より劇的に物価が安いわけでもないのに、なぜ日本のジャンナッツ紅茶は比較的安いのでしょうか。確かに、パリの住宅街にジャンナッツの小売店舗はあります。

パッケージを見ると、スリランカで着香と梱包などの工程が行われているようですし、ジャンナッツジャパンという会社が小売りする前は、某輸入食材店の姉妹会社が仕入れて卸していました。それなら、堂々とスリランカ紅茶、もしくは高品質な”ジャパニーズブランド”紅茶として販売すれば良いのでは?と思います。

毎年FOOD◯Xに出店し、白人をブースに設けていますが、ここのブレンダーはスリランカ人であり、商談をするのは日本人なのが不思議です。つい数年前までジャンナッツ・ジャパンの会社住所が日本語サイトに記載されていましたが、この記事が原因か、サイトには表参道のティーサロンの住所に変更されていました。ジャンナッツのホームページは英語版が存在しますが、フランスの紅茶ならば、なぜフランス語版サイトがないのでしょうか?

紅茶とは本質的にパッケージや缶ではなく茶葉が商品なので良心的で良い茶葉を販売しているお店やブランドは必要最低限で素朴な装いのところが多かれ少なかれ実存してると感じます。

今回名前の出たマリアージュフレール、ルピシア、クスミティー、ジャンナッツの全てのメーカーもおいしい紅茶を販売しています。私も一消費者です。ただ、どの産地やブレンドやフレーバーティーを「おいしい」と感じるかは人それぞれです。

紅茶は嗜好品であるが故に批評する方々が多数いらっしゃいますが、自分がおいしいと感じられるものが一番良いんです。

良き紅茶よ!皆様に届け^^/




追記: この記事は2013年当時に書いた記事を2016年始めにやわらかい口調で書き直しました。当時の内容は各ブランドやメーカーのデメリットを述べて、自分のお気に入りのメーカー名は伏せるという記述でした。3年後の現在では、「自分のお気に入りのメーカー」を徐々に記事にしていくことで、各店舗の知名度が広がってくれればうれしいと考えています。嗜好品に対して表現の自由や正しいことを主張するのは本来、許されていることであり、その表現や主張を批判するような社会であってはいけないと思っています。私のブログのようなたとえ拙い文章でも「表現」を抑圧するような人や社会はこれからますます生きづらくなっていくでしょう。寛容であれば「普通」や「おいしい」や「きれい」とは一色では表せないでしょう。好きも嫌いもさまざまな考え方を感受して個性を尊重して、一人でも多くのお茶好きが生き生きできますように。(2017年3月12日)

posted by みみはな at 00:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月15日

マリアージュフレールのマルコポーロに似ている紅茶やお茶

マリアージュフレールとは、紅茶好きなら誰もが一度は踏み入れたことのあるフランスの茶専門店です。世界中の紅茶から白茶まで、茶園ものダージリンから数百種類を誇る着香茶まで、多種な茶葉の製造から販売までを手掛けるブランド。数ある着香茶、いわゆるフレーバーティー(フレーバードティー)の中でも、大勢の人がこれをきっかけに紅茶にハマりだしたという有名な紅茶が「マルコポーロ」。
マルコポーロは、ストロベリー、ラズベリー、バニラの香り着けをされたキーマンベースの紅茶です。他、この着香をされた緑茶(マルコポーロ・ヴェール)、ルイボス(マルコポーロ・ルージュ)、フルーツティーもあります。




マルコポーロのような他のメーカーの紅茶を試してみたいと思う方はきっと多いのではないでしょうか。
そこで、マルコポーロとの違いも表現しながら、他ブランドの紅茶を紹介します。

●ダマン・フレール 「ジャルダン・ブルー」
 マルコポーロより香り着けが弱め。こちらはラズベリーの替わりにルバーブを使用。ラズベリーもルバーブも酸味が強めな甘酸っぱい香りなので大差はありません。ベースもキーマンと同様ですが、こちらの方がやや煙たさが強く、バニラが無い分、甘さより酸味が強い香りが印象的。マルコポーロより全体的に弱めなものが好みの方にはおすすめです。
※他、緑茶ベースで同様の着香茶(ジャルダン・ヴェール)もあります。

●TWG TEA 「1837 black」
 マルコポーロは繊細なバニラがきちんと香るのに対して、こちらはストロベリーとキャラメル系の甘い香りが強い。TWGは数年前にできたシンガポールの会社で、この商品はマルコポーロを意識して作ったのかな?と感じる香り。

●ルピシア 「ネプチューン」
 こちらもマルコポーロを意識したのかな?と思うフレーバードティー。キーマンの煙たさが非常に目立ちました。こちらは果実とはちみつの香り。似ているようで似ていない。

●ルピシア 「ルバーブ&ストロベリー」
 これにバニラを加えるとマルコポーロに近づけると思いました。香りが半減してしまうので、弱めな香りが好みの人向け。

●ルピシア 「ヤミー」
 ルイボスベース。MFのマルコポーロ・ルージュを意識したのかな?という香り。価格が手頃なので、「常飲用」に良いかもしれません。

●ハーニー&サンズ 「パリティー」
 まだ日本での知名度が高くないアメリカの紅茶ブランド。こちらはベルガモット、バニラ、キャラメル、カシスの香り着けがされているが、バニラの甘い香りが強い。紅茶の味はさっぱり。マルコポーロより万人受けするといった印象。
日本ではアメリカの3倍近い価格で発売されていますが、アイハーブでは20ティーバッグで約870円(ドル円相場は変動します)とかなりお手頃。アメリカの通販サイトですが、日本語と日本円での買い物ができて送料が400円なので、常備品の買い物には便利だと思います。

●ベッジュマン&バートン「ブルーマウンテン」
 ストロベリーとルバーブの着香をされたキーマン紅茶。ダマンフレールのジャルダンブルーにとてもよく似ている。日本では東京・丸の内に店舗がある。フランスから個人輸入も可能。

●テオドー 「プラス・セン・マーク」
 ストロベリー・ラズベリー・チェリー・バニラの着香をされた、おそらくキーマンベースの紅茶。マルコポーロほど強い香りではないが、チェリーの香りも入っているので、賑やかさが増す印象。

以上、マルコポーロに似た紅茶の紹介でした。
posted by みみはな at 15:44| Comment(0) | マリアージュ・フレール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする